青銅の細工でできた彼の鶏は、性(サガ)もその鶏冠に似て硬直だ。
目に見えぬものは受け入れることができないらしい。
堅い羽肌に感じるこの感覚は、圧力は、爽快は――何で、何によるものなのかといつも訝しい。
それで、知らず風の方を向く。
(2006.10.4)
この作品は超短編小説会の2006年10月のタイトルに参加しています。
条件:タイトルが『風見鶏』
2007年03月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/36141818
http://blog.seesaa.jp/tb/36141818


