2007年03月17日

風見鶏

 青銅の細工でできた彼の鶏は、性(サガ)もその鶏冠に似て硬直だ。
目に見えぬものは受け入れることができないらしい。
堅い羽肌に感じるこの感覚は、圧力は、爽快は――何で、何によるものなのかといつも訝しい。
それで、知らず風の方を向く。

(2006.10.4)


この作品は超短編小説会の2006年10月のタイトルに参加しています。
条件:タイトルが『風見鶏』


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