昼休み、机に突っ伏してうたた寝していると、後ろから同僚の佐々木の笑い声がした。
「なんだ、お前ら。頭のつむじが逆向きになっているぞ。」
そんな、笑うほどのことじゃないだろう、と急に起こされて不機嫌なまま頭を上げると、となりで寝ていた与田もぼんやりとした顔をして起きあがってくる。俺のつむじは右巻き、与田のつむじが左巻き、と言うことらしい。
俺達の機嫌などお構いなしに、佐々木はみんなのつむじの向きを数えはじめた。うちの課員は10人いるが、ちょうど左右半々であることが分かったところで、佐々木は新聞を読んでいた課長に声をかけた。
「課長、課長の頭のつむじは右巻きですか?左巻きですか?」
課長は新聞を下ろして少し考え、答えた。
「えーと、確か右巻きにしたはずだけど・・・。」
何気なく頭に伸ばした課長の手の下で、わずかに課長の頭髪がズレたような気がして、俺達は凍りついた。
(2004.6.16)
2005年04月09日
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単純に笑ってしまいました。
こういう話大好きです。
つむじが右と左が真ん中に向いて巻いている?
そんなややこしいつむじは、逆回りに回してほどいちゃいなさい!
HPマークをクリックして来ました。
で、読んだんですが面白かったです。
カワイイ語り口ですね。この話好きです。
では、また来ますわ。その前に、小説会のを読みましょう。
コメント、どうも。